通信系コンタクトセンター
応対に埋もれた判断の根拠やノウハウを組織に残し、定型対応から例外への対処まで活用する。
宅内機器とネットワーク機器が相互に関係する技術サポートでは、利用者は「つながらない」「動かない」といった曖昧な説明しかできません。何を確認し、どう案内するかはオペレーターの判断に委ねられ、難しい問い合わせほど一部の熟練者へ集中していました。
鍵になったのは手順書の作り直しです。人が読む前提で書かれた記述を、AIが条件と分岐を正しくたどれる構造へ再構成しました。そのうえで、想定外の状況では技術資料や過去事例を参照し、通話から熟練者の判断や例外対応を抽出してナレッジとして蓄積します。
約1年間の共同開発で、実業務への適用を検討できる精度に到達しました。通常の問い合わせの多くを自動化でき、業務量を約40〜45%削減できる見込みです。レビューとテストを経て対応範囲を広げる設計で、人を増やす前提から知識を増やす運営への転換を目指しています。
